毎日のお世話 / CARE GUIDE
メダカの水換え|初めてでも迷わない、準備・量・手順

Q. 水が減ったら足しているんですが、それだけで大丈夫ですか?
減った水を足すだけでは、水にたまった汚れを外へ出せません。足し水とは別に、古い水を取り出して新しい水に換えるお世話が必要です。
元気な成魚の普段のお世話なら、一部ずつ交換する方法から始められます。先にカルキを抜いて温度を合わせた水を用意し、魚や水の様子を見ながら量と間隔を調整しましょう。
ここでは、普段どおり泳いで餌を食べている成魚のお世話を紹介します。針子や冬の屋外飼育は管理が変わるので、針子のお世話・冬越しも確認してください。
足し水と水換えは、何が違う?
- 足し水: 蒸発して減った分を補います。古い水は取り出さないので、水換えの代わりにはなりません。
- 部分換水: 古い水の一部を取り出し、その分を新しい水にします。普段のお世話で取り組みやすい方法です。
- 全換水: 水を全部交換します。汚れをまとめて取り除きたいときの選択肢ですが、一時避難先と交換水を先に準備します。
足し水にも、カルキを抜いて温度を合わせた水を使います。「少しだけだから」と未処理の水をそのまま注がないようにしましょう。
いつ、どのくらい換えればいい?
部分換水の量は、水の約3分の1を目安の一つにできます。 メーカーの案内でも交換量や間隔は異なります。ろ過の有無、魚の数、餌の量などで必要な頻度は変わるので、「何日たったら必ず」と固定せず、日々の観察とセットで調整しましょう。1
量を計算するときは、容器に書かれた最大容量ではなく、実際に入っている水の量を使います。
| 実際の水量 | 3分の1を交換する場合 |
|---|---|
| 6 L | 2 L |
| 12 L | 4 L |
| 18 L | 6 L |
例えば実水量が12 Lなら、4 Lの交換水を先に用意しておきます。水量が不明なときは、容器の公称容量をそのまま使わず、入れた水の量の記録などを確かめましょう。
日数だけでなく、餌への反応・泳ぎ方・底の汚れも見て調整します。 食べ残しは取り除き、底の汚れが早くたまるなら、次の換水を早めたり、餌の量や匹数を見直したりしましょう。
食欲が急に落ちたときは、水温、ポンプやフィルターの動作を確認します。可能なら試薬でアンモニアなども測ります。透明な水でも水質が悪いことはあります。複数の魚が水面で苦しそうなら、予定日を待たずに給餌を止め、穏やかに給気し、鼻上げへの対処を確認してください。
何を用意しておけばいい?
- 新しい水を作る容器と、古い水を受けるバケツ
- カルキ抜きと、その量を測る道具
- 水温計
- 水を抜くホースやポンプ、細かな汚れを取るスポイト
- 少しずつ注げる水差し、床を拭くタオル
新しい水用と排水用は、置く場所を分けておくと取り違えを防ぎやすくなります。目盛りのある容器なら、抜いた量を確認しながら作業できます。
部分換水は、どんな順番で進める?
1.交換する水を先に作る
予定した交換量の水道水を別の容器に用意し、カルキ抜きを製品の表示どおりに量って混ぜます。バケツで新しい水を処理する場合は、そのバケツ内の水量に対応する使用量を確認します。 多めに入れる自己判断はせず、待ち時間などの指示も守ってください。
「昨日から汲んであるから」と時間だけで塩素が抜けたと決めつけず、初めての作業ではカルキ抜きで処理した水を用意すると手順をそろえやすくなります。
2.飼育水と新しい水の温度を測る
水温計で両方を測り、新しい水を飼育水と同じくらいの温度に調整します。手で触った感覚だけでは済ませず、注ぐ直前にも確かめましょう。冷たい水や熱い水を飼育容器へ直接足して、そこで温度を合わせようとしないでください。
ヒーターやフィルターを使っている場合は、排水前に取扱説明書の水換え手順を確認します。電源を切る時点や、再通電できる水位は機器の指示に従います。
3.魚の位置を確かめ、予定した量を抜く
ホースやポンプの吸い込み口を見ながら、古い水を排水用バケツへ移します。魚が近づいたら一度止め、離れたことを確認してから再開してください。底の食べ残しなども、吸い込み口の周りを確かめながら取り除きます。
目盛りを見て、予定量に達したら排水を止めます。全換水に切り替えたい場合も、先に交換水と魚の一時避難先をそろえましょう。
4.新しい水を静かに戻す
用意しておいた水を、水差しなどで少しずつ加えます。魚に直接強い水流が当たらない位置から注ぎましょう。水位が戻ったら、停止した機器を説明書に従って再開し、水漏れや動作を確認します。
5.魚を確認してから片付ける
泳ぎ方に急な変化がないか確認します。いつもと違う場合は、交換水の温度、カルキ抜きの使用量、機器の再開忘れを確かめてください。停止したままの機器は安全に再開し、塩素が残っている疑いがあれば塩素用の試薬で確認して、カルキ抜きの表示に沿って処理します。原因を確かめず、薬や塩を足すのは避けましょう。
最後に排水用バケツを見て、魚や卵などを吸い込んでいないか確認してから片付けましょう。生き物や水草片を野外へ流さず、住まいの排水ルールに沿って処理します。
全部の水を換えたいときは?
全換水も、水の状態や飼育方法に合わせて選べる方法です。 たとえば夏の屋外飼育で、匹数や給餌量が多く、部分換水では汚れを十分に取り除けないとき。ただし、すべての水槽で毎回必要という意味ではありません。
- 全量分の交換水を用意し、カルキを抜いて飼育水と同じくらいの温度に合わせます。
- メダカを清潔な別容器へ一時避難させます。屋外なら日陰で作業し、避難中の水温と酸欠にも気をつけます。
- 古い水と底の汚れを取り除き、交換水を入れます。洗剤は使いません。底砂やろ材まで一緒に丸洗いする必要はありません。
- 温度だけでなく水質も変わるため、水合わせをしてから戻し、泳ぎ方を確認します。
緑色の水を見ただけで、全換水が必要とは決められません。グリーンウォーターの濃さや魚の様子も見ます。また、水がすぐ汚れる状態が続くなら、換水だけでなく、容器を増やして魚を分けることも考えましょう。
この手順は普段のお世話向けです。洗剤の混入や薬浴中などの管理には、そのまま当てはめません。
次回のために、何を覚えておくといい?
記録は長文でなくて構いません。下の項目をスマホのメモにコピーして、作業直後に埋めておきましょう。
- 日付・容器名:
- 作業:足し水/部分換水/全換水
- 抜いた量・加えた量: L/ L
- 作業前の水温・新しい水の水温: ℃/ ℃
- 作業前後の魚の様子:
- 次回確認したいこと:
足し水と水換えは分けて記録します。 蒸発した分を補うだけでは、古い水を取り出したことにはなりません。「水を足したから水換えも済んだ」と扱わないようにしましょう。
次回は、前回の作業量と今日の魚や水の状態を並べて見ます。毎日の長い記録は必須ではありません。「いつ、何L換えたか」が分かれば、次のお世話を決める手掛かりになります。毎日の観察ポイントも確認してみてください。
補足
公開資料を照合し、準備・判断の手順を編集しています。実飼育による検証・専門家監修は未実施です。編集方針
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