繁殖・針子 / CARE GUIDE
メダカの針子の育て方|最初の餌・水換え・大きさの分け方

Q. 小さなメダカが生まれました。親と同じ餌やお世話で大丈夫ですか?
生まれたばかりのメダカは「針子」と呼びます。親とは分けて、小さな口に入る餌を少量ずつ与えましょう。生まれた直後はお腹の栄養を使いますが、2〜3日ごろからは食べ始める様子をよく見ます。水を換えるときは、針子を一緒に吸い込まないように確かめながら進めます。
針子を育てる最初の要点は、親魚と分けること、小さな口に合う餌を少量ずつ与えること、汚れを取る際に魚を吸い込まないことです。成魚の給餌や掃除を、量だけ減らしてそのまま当てはめないようにします。
孵化直後はお腹の栄養の袋を使いますが、一般的な飼育案内では孵化後2〜3日ほどで給餌へ移る時期になります。日数だけでなく、袋の減り方と餌を取る様子を確認してください。卵の孵化時期がずれる容器は、全員を同じ「生後何日」と扱えません。
親とは別の容器にしたほうがいい?
卵を親とは別の容器で孵すと、泳ぎ始めた針子を急いで探して移す作業を減らせます。親は卵や小さな魚を食べることがあり、餌を十分与えれば絶対に食べないとは言えません。
水はカルキを抜き、温度の急変を避けます。卵の段階で塩素や薬剤を利用する管理をしている場合は、孵化した魚への扱いを切り替えてください。卵の管理と針子の管理は連続していますが、同じ手順ではありません。
餌はいつから、何を与える?
孵化後2〜3日ごろを注意して見る時期にし、食べ始めた魚へ針子用の細かな餌を与えます。まだ孵化していない卵があるからと、先に生まれた魚への給餌を遅らせないでください。
最初は針子用・稚魚用と明示された粉末状のフードが選びやすくなります。成魚用を砕く方法もありますが、粒がそろわないことがあるため、口に入っているかを確認します。水面に粉が浮いているだけでは、食べられたとは判断できません。
生き餌やグリーンウォーターは選択肢ですが、準備が間に合わないからと人工餌を与えず待つ必要はありません。緑色だけで栄養が足りると判断せず、食べ方と成長を見ます。
一日に何回あげればいい?
稚魚の飼育案内には1日4回程度に分ける例があります。1 一回にたくさん撒くのではなく、観察できる時間帯に少量を分けて与える考え方です。
たとえば在宅で管理できるなら、朝・昼前後・午後・夕方の明るい時間に分け、毎回、前の餌が残っていないかを確認します。この時刻分けは当サイトの運用例で、時間帯を固定すれば成功するという意味ではありません。冬の低水温や魚の状態に応じて見直します。
回数を確保できない場合は、家族への分担など世話の方法を先に整えます。朝に4回分を入れることや、培養していない微生物がいるはずと期待することで置き換えないでください。育てる卵の数を減らす判断もできます。
一回の量はどう見ればよい?
乾いた計量具に少量を取り、魚がいる水面へ散らし、口の動きを見ます。広すぎる場所へ餌をばらまくと、魚の近くにはないのに全体量だけ多くなることがあります。
成魚の「1分で食べ終わる」をそのまま針子に当てはめず、製品の与え方と食べる速さに合わせます。餌がふやけて残った、沈んでたまった場合は回収し、次の量を調整します。前の餌があるのに新しい粉を重ねないようにしましょう。
どんな容器や水流が合う?
小さな透明容器は確認しやすい一方、水量が少ないと餌や汚れの影響を受けやすくなります。浅ければ浅いほどよい、と水を減らし過ぎないでください。水深を抑えるなら、底面積も含めて水量を確保する考え方があります。
ろ過や給気を使う場合は、針子が流れに逆らい続けない強さに調整し、吸水口への吸い込みも防ぎます。無給気なら必ず安全という意味でもありません。エアレーションの判断を合わせて確認します。
容器は直射日光で急に過熱しない場所に置きます。日光の利点だけを理由に、真夏の小容器を一日中日なたへ放置しないでください。
針子の水換えはどう進める?
針子は急な環境変化や作業の事故に注意が必要ですが、水を汚したままにすることもできません。基本の作業は、目に見える残餌や汚れを少量の水と一緒に取り、準備した水を静かに補う形から整理できます。
- 交換水のカルキを抜き、水温差を確認する。
- 針子のいない位置を確認し、細いホースやスポイトで汚れを取る。
- 白っぽいバケツなど、魚を確認しやすい容器で排水を受ける。
- 減った量を確認して静かに補う。水位だけでなく一度に変えた量も把握する。
- 排水に針子がいないか再確認してから捨てる。
これは、水質の問題があるときも少量作業だけで必ず十分、という意味ではありません。異臭・呼吸の異常・連続する死亡があれば水質を測り、換水の必要性と方法を見直します。
「稚魚は水換えしない」という案内にも、残餌を水ごと除いて補う作業が含まれる場合があります。蒸発分を足すだけで、汚れの回収も不要という意味にはしないでください。
大きさが違ってきたら分ける?
同じ時期に孵化しても成長はそろいません。大きい魚が小さい魚を追う、餌を独占する、明らかに体格が離れてきた場合は、大きさの近い群れへ分けることを考えます。
移すときは網で何度も追うより、小さなカップなどで水と一緒にすくう方法を検討します。移動先の水温と水質にも配慮します。正確に数えるためだけに何度もすくい直す必要はありません。
親と合流させる場合も、一定の日数や「1cmになった」という条件だけで安全を保証できません。親との体格差、餌の競争、戻した後に再び分けられるかを確認します。
育たない・数が減ったときは?
最初に、実際に餌を口へ入れられているかを見ます。次に残餌、実水量、水温、水流、体格差、屋外からの生物の持ち込みを確認します。原因をすべて餓死や水質のどちらかに決めつけないでください。
食べられていなければ餌の細かさと届く場所を、水流に押されていれば流れの強さを見直します。変えた後も口の動きや泳ぎを確かめましょう。生まれた時期やその日に変えたことをメモしておくと、様子を追いやすくなります。
補足
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テトラ「メダカの稚魚の育て方」の少量多回の給餌を参照。回数だけを成長保証とせず、製品表示・摂餌・残餌の確認を組み合わせます。 ↩
公開資料を照合し、準備・判断の手順を編集しています。実飼育による検証・専門家監修は未実施です。編集方針
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