毎日のお世話 / CARE GUIDE
メダカのカルキ抜き|水道水の準備と少量を量る計算例

Q. 水道水にカルキ抜きを入れたいんですが、量はどう決めますか?
今回使う水道水の量を量り、商品の表示に合わせて計算します。別のバケツで作っておくと分かりやすいです。カルキを抜いた後は、飼育水との水温差も確かめましょう。
メダカ用の水道水は、魚に使う前に塩素を除きます。 初めてなら、観賞魚用のカルキ抜きを製品表示どおりに量り、バケツで交換水を準備すると作業を分けやすくなります。
「水槽に何匹いるか」ではなく、基本は「今回、何Lの水道水を処理するか」で使用量を求めます。ただし直接水槽に添加する指定など製品ごとの方法があるため、手元のラベルを先に確認してください。
透明な水でもカルキ抜きは必要?
水道水に含まれる消毒用の塩素は、魚の飼育では取り除く対象です。透明であること、においが弱いことは、塩素がない証拠にはなりません。
カルキ抜きは水づくりの一工程です。処理後も水温が極端に違えばそのまま注げません。また、カルキが抜けた新水と、排泄物を処理するろ過が働いた水槽は別です。「これを入れれば立ち上げも水換えも不要」とは考えないでください。
入れる量はどう計算する?
液体製品で表示が水量に比例する場合、次の式で求められます。
表示の使用量(mL)×今回処理する水量(L)÷表示の基準水量(L)
例として、ラベルに「水10 Lに液5 mL」と書かれた製品を想定します。これは計算用の例で、すべての商品に共通の量ではありません。
| 今回準備する水道水 | 計算 | この表示の場合の使用量 |
|---|---|---|
| 1 L | 5×1÷10 | 0.5 mL |
| 2 L | 5×2÷10 | 1 mL |
| 4 L | 5×4÷10 | 2 mL |
| 10 L | 5×10÷10 | 5 mL |
例えば実水量12 Lの水槽で4 L交換するなら、別バケツの4 Lを処理します。上の表示例では2 mLです。水槽全体の12 L分を毎回バケツへ入れないよう、計算の対象を確認しましょう。
錠剤や結晶タイプは、液体用の式を無理に当てはめません。小水量に分割して使える製品か、説明を確認します。
少なすぎて量りにくいときは?
0.5 mLを量りたいのに最小目盛りが5 mLなら、目分量でキャップの10分の1を入れるより、少量を量れる専用の計量具を使うほうが確かです。飲食や薬の計量と共用せず、「水槽用」と分かるようにします。
「1滴」をmLの代わりにしないでください。滴の大きさは容器や液で違います。希釈液の作り置きも、安定性や保管期間の指定がない製品では独自に始めません。量りにくい場合は、小水量で使いやすい表示・計量具の製品を選ぶ方法があります。
バケツで水を作る順番は?
- 洗剤や薬品の残っていない専用バケツに水道水を量って入れる。
- 製品の使用量・使用前に振る必要があるか・混ぜ方・待ち時間を確認する。
- 使用量を量って加え、指定どおりに混ぜる。
- 飼育水との水温差を確認する。処理済みか分からなくならないよう、そのまま作業を完了する。
- 魚へ直接勢いよく当てず、ゆっくり注ぐ。
魚が泳ぐ容器へ原液を直接かける方法を独自にとらず、製品の使い方に従います。水質検査をする場合も、調整剤との併用による測定への影響をテスト用品側の説明で確認してください。
汲み置きだけでも使える?
日光に当てた汲み置きなどの方法はありますが、容器、水量、日射、もとの塩素濃度で条件が変わります。「一晩」「24時間」を、どの季節でも必ず十分な時間とは扱えません。
汲み置きで用意するなら、使う前に残留塩素を測れるテスターで確認する方法があります。においだけで判定しません。魚が届いた当日に急いで水を作るなら、所定の使い方が明確な中和剤を準備しておくと手順を決めやすくなります。
煮沸した水も、熱いまま、または水温を見ずに注がないでください。家庭用浄水器の水だから必ず処理不要、とも限りません。機器の仕様と使用状態の確認が必要です。
入れ忘れた・多く入れたときは?
魚をまだ入れていないなら、処理したか不明な水は作り直すと判断を明確にできます。すでに魚がいる場合は、商品名、実水量、入れた量、時刻、魚の状態を確認します。慌てて別の調整剤を重ねたり、未処理の水で全量を替えたりしません。
過量の影響は配合によって違うため「何倍でも安全」とは言えません。製品の注意とメーカーの案内を確認し、呼吸の異常などがあれば給餌を止め、適切な給気と水の準備を優先して相談してください。
なお、塩素を含む水を利用する卵の管理法と、泳いでいる魚への水道水の使用は別です。卵と針子が混ざる容器は卵の水管理を確認し、孵化後の扱いを混同しないでください。
公開資料を照合し、準備・判断の手順を編集しています。実飼育による検証・専門家監修は未実施です。編集方針
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