はじめて / CARE GUIDE
メダカに井戸水は使える?塩素がないだけでは決められない確認事項

Q. 家の井戸水でもメダカを飼えますか?
使える場合はありますが、井戸ごとに水の性質や処理方法が違います。検査内容と水温を確認してから判断しましょう。確認できないうちは、普段の水道水をカルキ抜きして使う方法が分かりやすいです。
井戸水でメダカを飼う例はありますが、ほかの家や販売店で使えていることは、自宅の井戸水も同じように使える証拠にはなりません。 初めての小規模飼育で確認できない水源へ切り替えるより、扱いを把握した水道水を塩素処理して使う方が、準備をそろえやすくなります。
この記事は井戸水を無条件に禁止するものではなく、使う前に確かめる項目を整理するものです。
井戸水ならカルキ抜きはいらない?
未消毒の地下水には水道と同じ塩素処理がされていないことがあります。しかし、それで硬度、pH、アンモニア、混入物などの問題がなくなるわけではありません。
また、井戸からくみ上げた後に消毒やろ過をして供給する設備もあります。「井戸水と呼ばれているからカルキ抜きは不要」と決めず、管理者に処理方法を確認します。
水の管理者に何を聞く?
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| どの井戸・どの蛇口の水か | 同じ敷地でも経路や処理が違う場合がある |
| 消毒・ろ過・貯水の方法 | 採水地点までの条件を確認するため |
| 直近の検査日と項目 | 「検査済み」の範囲を具体的にするため |
| 雨や工事の後の変化 | 過去の値だけで判断しないため |
| 使用できる用途 | 他人の井戸を無断で飼育用に使わないため |
飲料としての検査と、魚を長期間飼うための条件確認は目的が異なります。反対に、魚を飼えているから人も飲めるという判断もできません。
試験紙だけで確認できる?
飼育用の検査で水温、pH、硬度、アンモニア・亜硝酸などを確認することはできます。ただし、その製品が測れない物質まで検査したことにはなりません。
井戸水の化学物質による汚染には日常の点検で気づけないものがあると、自治体も注意を促しています。1 気になる変化がある場合は、水源の管理者や検査機関へ相談します。普段と違う濁りや臭いがあれば、メダカへ入れて様子を見る試験はしません。
水源側にアンモニアが含まれることもあるため、水換えをすれば必ずその濃度を下げられるとは限りません。飼育水だけでなく、入れる水を確かめる理由です。
くみ上げた水をすぐ使える?
井戸水は季節によって飼育容器との温度差が大きくなることがあります。夏の暖かい屋外水へ冷たい水を大量に、冬の冷たい容器へ温かい水を一気に入れるような交換は避けます。
水温計で測り、必要なら別容器で飼育水に近づけてから使います。汲み置きや給気をしただけで、すべての混入物がなくなるわけではありません。「一晩置けば万能の水になる」という処理ではない点にも注意してください。
買った店が井戸水だったら?
購入時に水温や水質、受け入れ方を聞いておくと、水合わせの準備に役立ちます。店の井戸を再現するため、家庭の水へ成分を推測で添加する必要はありません。
店がかけ流しで、家庭は小さな止水容器という違いもあります。水源だけ同じにしても、魚の数・餌・水交換の仕組みが違えば同じ管理にはなりません。
使い続けるときの確認は?
水の採取日、検査した項目、魚の反応を残し、雨・工事・設備変更などの後は以前との違いを確認します。問題が起きたときに使える代わりの水源も決めておきましょう。
費用を比べる場合は、水代だけでなく、ポンプ、設備維持、検査、準備の手間も含めます。少数のメダカのために新しい井戸や大きな設備を先に作るのではなく、今確認できる水を安定して使えるかから考えるのが現実的です。
補足
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横浜市青葉区「井戸水の話」の汚染への注意を参照。飲用・衛生管理の資料で、メダカに適した水を認定するものではありません。 ↩
公開資料を照合し、準備・判断の手順を編集しています。実飼育による検証・専門家監修は未実施です。編集方針
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