繁殖・針子 / CARE GUIDE
メダカの針子にゾウリムシ|培養・採り方と与えすぎを避ける確認

Q. 針子にゾウリムシをあげたいです。培養液をそのまま入れていいですか?
生きたゾウリムシがいるかを確認し、培養液の持ち込みをできるだけ減らして少量から与えます。濁りだけでは餌の量は分かりません。針子が食べているかと、水が悪くなっていないかを見ましょう。
ゾウリムシは、小さなメダカの餌として使われる選択肢です。ただし、白く濁った培養液を注ぐことと、針子へ必要な餌を与えることは同じではありません。
中に生きたゾウリムシがいるか、どれくらいの密度か、針子が食べられるかを確認して使います。人工飼料で育てる方法もあるため、培養が負担なら無理に必須の作業にしなくて構いません。
針子の容器で増やしてもいい?
針子用容器は魚を育てる水、培養容器はゾウリムシを増やす水です。培養用の栄養源や錠剤を、針子の水へ直接入れて増やそうとする使い方は避けます。
種は由来と扱い方を確認できるものを入手し、容器、水、培養用の餌、温度などを提供元の説明に合わせます。種を入れず、濁った水を作れば自然に目的のゾウリムシだけが増えるわけではありません。
研究機関の培養方法には、研究用の細菌や専用設備を使うものもあります。大学のページにあるから家庭で材料ごと再現してよい、とは判断しないでください。
培養はどう始める?
最初は説明の付いた培養用の種と培養資材を使い、一つの方法で条件をそろえると管理しやすくなります。違う方法の水量、餌の量、温度を混ぜ合わせないようにします。
進め方は、清潔な専用容器へ指定条件の培養水を準備し、健全な種を入れ、日付と方法を記入し、増え方を確認する順です。すぐ全量を魚へ使わず、次の培養に使う分も残します。
東邦大学の公開事例でも、同じ容器を際限なく使うのではなく、新しい容器へ植え継ぐ考え方が紹介されています。ただし、記載された期間や材料はその事例の条件で、すべての培養の成功保証ではありません。[公開されている培養事例]
容器には「餌用・飲まない」と分かる表示をし、食品の容器と混同しない場所へ置きます。子どもやペットが触れる場所、倒れる場所も避けます。
ちゃんと増えているか分かる?
少量を透明な観察容器へ採り、拡大鏡や顕微鏡で確認します。水流に流されるだけでなく、自分で泳いでいるかを見ます。
水流に沿って漂うゴミを、生きた個体と数えないようにします。白濁しているのに目的の個体が少ないこともあるため、濁りだけを見て餌を追加し続けません。
逆に、培養液の種類によって透明度の変化は違います。「透明になったら必ず全滅」「白い膜があれば必ず大成功」とも決めつけず、個体の様子と経過を見ます。
どのくらい与えればいい?
同じ1mLでも、含まれるゾウリムシの数は培養ごとに違います。針子の数や水量も異なるため、「どの容器でもスポイト一杯」でそろえないようにします。
最初は少量から与え、針子が捕食しているか、水中に多く残っていないか、呼吸や水の状態が変わらないかを見ます。数が足りない培養液を大量に注いで補おうとすると、餌より水の持ち込みが多くなります。
何日齢から与えるかも、一つの日数で断定しません。ゾウリムシの種類やサイズ、針子の大きさが違うため、実際に食べられるかを確認し、食べない間は適した別の餌を確保します。
培養液を減らして採るには?
ゾウリムシが水面側へ移る性質を利用し、上部の別の水へ集めて採る方法があります。東邦大学の分離事例では、培養液の成分が全く混じらないわけではないことも記されています。[培養液から分離・採取する事例]
分離は、培養液の持ち込みを減らすための方法で、消毒や無菌化ではありません。採集した物を長く放置せず、必要な量を扱います。
慣れない自作容器を使う場合、漏れや切り口の危険にも注意が必要です。まず提供元に採集方法を確認し、安全に扱える器具を選んでください。
増えない日はどうする?
培養が減ったときは、温度、餌の追加履歴、異物の混入、植え継ぎ後の経過を見直します。状態の悪い液を他のすべての予備容器へ分けると、予備まで失う可能性があります。
針子の食事を「培養が戻るまで待つ」とせず、普段から食べられる人工飼料を確認しておきます。生き餌と粉餌を併用するときも、それぞれ通常量を足し合わせるのではなく、全体の食べ残しを見て調整します。
安定して増えることより先に、必要な餌を切らさず、針子の水を維持できることを目標にしましょう。
公開資料を照合し、準備・判断の手順を編集しています。実飼育による検証・専門家監修は未実施です。編集方針
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