毎日のお世話 / CARE GUIDE
メダカを傷めずにすくうには|網・カップと移し替えの準備

Q. メダカが逃げて、うまくすくえません。コツはありますか?
移す先を先に用意して、魚を追い回さず、水中でゆっくり進路を絞りましょう。針子など小さな魚は、水ごとカップですくう方法もあります。移した後に、道具に魚が残っていないかも確認します。
メダカをすくうときは、網の値段よりも、移す先を先に準備し、追い回す時間と水から出す時間を減らすことが重要です。毎日の観察や小さな掃除のために、必ず魚を取り出す必要はありません。
成魚と針子では使いやすい道具が違います。また、魚だけ移したいのか、同じ飼育水ごと移してよいのかで、網とカップの使い分けが変わります。
すくう前に何を用意する?
受け入れ容器に適した水を用意し、水温を確認します。網ですくった魚を持ったまま、空き容器やカルキ抜きを探す順序にしません。
近くへ一時的に移す場合も、容器が小さすぎないか、直射日光が当たらないか、どのくらい待たせるかを決めます。別系統の群れや、新入りと既存魚を混ぜないよう、容器へ目印を付けましょう。
作業面を片付け、すくった後に長い距離を歩かなくて済む配置にします。ただし、容器同士を近づけることで水はねが混ざるなら、間隔や受け皿も考えます。
網とカップはどう使い分ける?
| 道具 | 向く場面 | 注意すること |
|---|---|---|
| メダカ向けの柔らかい網 | 元の水の持ち込みを少なくしたい成魚の移動 | 網目、縫い目、ほつれ、魚の数 |
| 小魚向けの細かな網 | 網目から抜けるような小さい魚 | 絶対に絡まない・傷つかないとは考えない |
| 滑らかなカップ等 | 水ごと移してよい小さな魚の短い移動 | 元の水も一緒に入る。縁で挟まない |
柔らかさだけでなく、網の深さや縫い目も確認します。使用前に破れや引っ掛かる部分がないかを見て、魚の大きさに合う道具を選んでください。
カップを使う場合は、洗剤等に使っていない清潔な専用品を選びます。角が鋭い容器や、魚を狭い出口から強く押し出す道具は避けます。
網ではどうすくう?
水草や飾りが進路をふさいでいる場合は、魚や卵を巻き込まない範囲で作業スペースを確保します。容器全体を激しくかき回して魚を一か所へ追い込まないようにします。
網を水へ入れ、逃げる魚を高速で追い続けるより、魚の動きを見てゆっくり進路を絞ります。一度に大量に入れず、魚が重なって暴れる状態を避けます。
受け入れ容器へ移すときは低い位置で扱い、網を水へ沈めて魚が出られるようにします。網を激しく振る、乾いた手でつまむ、ひれを指で引っ張ることはしません。
うまく捕まらず何度も追い回す状態になったら、道具や配置を見直します。写真を撮るために、網の中で魚を長く待たせるのも避けてください。
針子はカップですくっていい?
小さな針子は、成魚と同じ網では扱いにくいことがあります。同じ水を移してよい場面なら、清潔な小容器で周囲の水ごとそっとすくい、受け入れ先の水面近くで静かに移す方法が選択肢です。
カップの縁と容器の壁の間へ魚を挟まないようにし、勢いよく注いだり、最後の一滴を強く振り落としたりしません。道具の中に残っていないかも確認します。
針子の数が多い場合、見落としやサイズ差があるため、一回で全部をすくおうとしない方が確認しやすくなります。移す必要性と成長段階に合う扱いは針子の育て方も参考にしてください。
網なら元の水を持ち込まない?
網なら元の水を少なくできますが、魚の体や網には水が付着します。網で移したから検疫済みになるわけではありません。
新しく迎えた魚や、不調の魚は専用の道具を使い、元の水を不用意に通常飼育へ戻さないようにします。カップ移動は水も運ぶため、健康状態の異なる群れをつなげないことが大切です。
水温や水質が違う容器へ移す場合は、単に素早く移せばよいのではなく、水合わせの準備も別に必要です。
移した後に確認することは?
魚が網やカップに残っていないか、床へ落としていないか、予定の群れと数が合うかを確認します。受け入れ先では、呼吸、泳ぎ、姿勢、水流が強すぎないかを見ます。
捕まえた直後の驚きと、続く異常を区別するためにも、すぐに次々と別の作業を重ねないでください。体の傷や明らかな不調があれば、無理な再捕獲を繰り返す前に状態と水を確認し、相談します。
使った用具は、どの群れに使ったか分かるまま洗浄・保管へ回します。移動の上手さは速さだけでなく、前後の確認まで含めて考えましょう。
公開資料を照合し、準備・判断の手順を編集しています。実飼育による検証・専門家監修は未実施です。編集方針
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